経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 119/308
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基礎知識300# 112ケインズ歴史から学ぶ経済学/経済学説史ケインズの代表的著作と理論の特徴を説明しなさい。【解説】□解説ビデオクリップジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes)、1883年6月5日生まれ-1....
基礎知識300# 112ケインズ歴史から学ぶ経済学/経済学説史ケインズの代表的著作と理論の特徴を説明しなさい。【解説】□解説ビデオクリップジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes)、1883年6月5日生まれ-1946年4月21日没。代表的著作は『雇用・利子および貨幣の一般理論』(The General Theory of Employment, Interest, andMoney)で、一般理論と呼ばれる。ケインズは英国ケンブリッジに生まれる。ケンブリッジ大学に学び、数学科卒業試験に合格、1907年インド省に入り、1909年同省を辞任、キングズ・カレッジのフェローとなり、経済学原理、通貨および金融論を講ずる。彼の有効需要論は資本主義に伴う一般的不況を打開する有効な理論として役立った。1923年に『貨幣改革論』を書き、通貨の国内価値の安定を目標とした管理通貨制の採用を提唱し、金本位制復帰に反対した。1925年、ロシアの有名なバレリーナであるリディア・ポロコヴァと結婚、革命後のロシアを旅行し、『ロシア小観』を書く。1930年、貨幣に関する長年の経験と思索とを結集した『貨幣論』を書き、さらに1936年に『雇用・利子および貨幣の一般理論』を発表する。のちに国民所得分析またはケインズ理論と呼ばれるようになった。この理論は1929年の大恐慌の経済政策へ応用された。つまり、F.ルーズベルト大統領のニューディール政策に彼の有効需要論が採用され、成功を収めたのである。(写真はWikipediaより)【関連問題】年月日1. 1929年の大恐慌時に、F.ルーズベルト大統領が採用した有効需要管理政策を何というか。