経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 120/308

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基礎知識300# 113ロック歴史から学ぶ経済学/経済学説史ロックの代表的著作と理論の特徴を説明しなさい。【解説】□解説ビデオクリップジョン・ロック(John Locke)、1632年8月29日生まれ-1704年10月28日没。代表的著....

基礎知識300# 113ロック歴史から学ぶ経済学/経済学説史ロックの代表的著作と理論の特徴を説明しなさい。【解説】□解説ビデオクリップジョン・ロック(John Locke)、1632年8月29日生まれ-1704年10月28日没。代表的著作は『人間悟性論』(An Essay concerning Human Understanding)。イギリスの哲学者。オックスフォードで医学を専攻。反王党派の指導者アシュレー卿、後の初代シャフツベリー伯の知遇を得、同家の医師および私教師となる。1690年の『人間悟性論』によって経験論哲学を確立し、また快楽説によって功利主義の始祖の一人となる。また『統治二論(Two Treatises of Government)』(1690年)によってフィルアーの王権神授説を批判し、社会契約説によって、ただし政府への人民の自然権の全面的・恒久的委譲を説くホッブズの契約説とは逆に、政府を自然権の擁護者とし、したがって尋問の反抗権を認める契約説によって、みずからがその成立に尽力した名誉革命体制を正当化した。ロックは何人も侵すことのできない各人固有の権利(right ofproperties)として「生命(life)」「健康(health)」「自由(liberty)」「財産(possessions)」の4つを掲げて自己保存の中に更に広範な自由の概念や財産権を含み、国家(政府)は社会契約(統治契約)によって成立するもので、国家(政府)が統治契約に背いてその自然権を侵害すれば、国民は抵抗権(革命権)によって革命も正当化されるとして自然権の優位性を唱えた。ロックの思想は自然権の社会化をもたらすとともに、資本主義や市民社会に理論的正当性を与え、アメリカ独立革命などの市民革命に大きな影響を与えた。(写真はWikipediaより)? #096アメリカ独立戦争【関連問題】年月日1.アメリカ独立戦争は何をきっかけに起こったか。