経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 144/308
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基礎知識300金融# 137金融政策の定性分析マクロ経済学/金融論IS-LM分析においてマネーサプライが増加すると所得と利子率はどうなるか。【解説】□解説ビデオクリップIS曲線は財市場を均衡させるような所得と利子率の....
基礎知識300金融# 137金融政策の定性分析マクロ経済学/金融論IS-LM分析においてマネーサプライが増加すると所得と利子率はどうなるか。【解説】□解説ビデオクリップIS曲線は財市場を均衡させるような所得と利子率の組み合わせの軌跡であり、横軸に所得Y、縦軸に利子率rをはかり右下がりのグラフとして描かれる。また、LM曲線は貨幣市場を均衡させるような所得と利子率の組み合わせの軌跡であり、横軸に所得、縦軸に利子率をはかり右上がりのグラフとして描かれる。2つのグラフを重ねた時、その交点には財市場、貨幣市場を同時に均衡させる所得と利子率が求められるが、これはマネーサプライを所与として得られたものなので、マネーサプライが変われば交点の位置も変わることになる。まず、IS曲線はマネーサプライの影響を受けないため変化しない。LM曲線はマネーサプライが増加しただけでは供給超過となってしまうので貨幣需要も増大するためには所得が増える(右方向)か、利子率が下がる(下方向)必要がある。したがって、マネーサプライが増加すればLM曲線が右下方向にシフトするためIS曲線との交点Eも右下に移動することになり、均衡における所得は増加し利子率は低下する。rLM1ISLM2r1E1r2E2Y1Y2Y? #024 IS-LM分析【関連問題】年月日1. IS-LM分析において政府支出を増大させると所得と利子率はどうなるか答えなさい。ただしその財源は中央銀行引き受けの国債発行によって賄うものとする。