経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 145/308

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基礎知識300金融# 138物価とスタグフレーションマクロ経済学入門/金融論入門スタグフレーションとはどういうものか。また、総供給曲線や総需要曲線のシフトを用いて、その現象を説明しなさい。【解説】□解説ビデオ....

基礎知識300金融# 138物価とスタグフレーションマクロ経済学入門/金融論入門スタグフレーションとはどういうものか。また、総供給曲線や総需要曲線のシフトを用いて、その現象を説明しなさい。【解説】□解説ビデオクリップスタグネーション(stagnation、景気停滞)とインフレーション(物価上昇)が同時発生するのがスタグフレーション(stagflation)である。スタグフレーションの発生は、突然の生産費用の上昇などが原因で、総供給曲線が左にシフトすることに因る。これは、予期せぬ一般物価の上昇によって、企業はどの物価水準でも供給量を減らしたい、と考える。そのため、短期の総供給曲線は左シフトし、その際、供給量の減少(景気後退)と物価上昇(インフレ)が同時に起こる。物価(p)短期のAS曲線P2P1BAAD曲線0産出量(Y)Y2Y1インフレには、さまざま種類がある。第一次大戦後のドイツが経験したような急激なインフレーションをハイパーインフレーション(hyper inflation)という。他にも、物価が年数%程度ずつ継続的に上昇し続けるクリーピングインフレーション(creeping inflation、忍び寄るインフレ)や、ハーパーインフレとクリーピングインフレの中間にはギャロッピングインフレーション(galloping inflation、駆け足のインフレーション)として年率数%から数10%の物価上昇がある。? #028 AD-AS分析? #122金融政策【関連問題】年月日1.第一次大戦後のドイツが経験したような急激な物価上昇を何というか。