経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 151/308

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基礎知識300国際経済# 144比較優位の原理:生産ネットワーク/国際経済学入門日本企業は東アジアの生産ネットワークをどのように活用しているか。【解説】□解説ビデオクリップ分野により様々な定義があるが、国際経済....

基礎知識300国際経済# 144比較優位の原理:生産ネットワーク/国際経済学入門日本企業は東アジアの生産ネットワークをどのように活用しているか。【解説】□解説ビデオクリップ分野により様々な定義があるが、国際経済学では一般的に「ASEAN+3(日中韓)」を東アジアとして扱ってきた。これにインド、オーストラリア、ニュージーランドを加えて「ASEAN+6」とする場合もある。東アジアの生産ネットワークとは、自由貿易圏を生かして中間財の垂直的な産業内貿易を推進する生産体制のことである(#143「国際分業」のタイプ参照)。電気機器(家電)、精密機械(プリンタ)、輸送機械(自動車)産業は次々と東アジアに現地法人を設立するなど、中間財の現地調達比率を高めている。その背景にはAFTAを始めとしてこの域内の財へのアクセスが飛躍的に向上したことが挙げられる。図東アジアの生産ネットワークを生かした輸出パターン【関連問題】年月日日本企業が東アジアの生産ネットワークを活かしてASEAN域内に分散立地する行為は、生産工程のフラグメンテーションと呼ばれる。この「フラグメンテーション」の説明例として誤っているものはどれか。(第19回経済学検定試験)(1)中国に流通センターを置く。(2)日本には研究開発部門を置き、その他の部門を東南アジアに移転する。(3)日本から国産自動車を欧州市場へ輸出する。(4)日本企業がアメリカ市場向けの財をメキシコの工場で生産して輸出する。