経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 157/308
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基礎知識300国際経済# 150世界大恐慌後の貿易量/国際経済学入門世界恐慌(1929年10月)以降の国際経済秩序の混乱から、世界全体の貿易量は5年間で3分の1まで減少した。この貿易量の激減の背景にはどのような理由があっ....
基礎知識300国際経済# 150世界大恐慌後の貿易量/国際経済学入門世界恐慌(1929年10月)以降の国際経済秩序の混乱から、世界全体の貿易量は5年間で3分の1まで減少した。この貿易量の激減の背景にはどのような理由があったか。【解説】□解説ビデオクリップ?世界大恐慌と国際経済世界全体を巻き込んだ不況の中で各国の政府が打ち出した様々な政策のうち、国際経済に重大な影響を及ぼしたものとして、次の2つが挙げられる。?輸入関税率の引き上げ?為替レートの切り下げ(金本位制からの離脱)表世界恐慌後の貿易額の推移と主な保護主義政策年\国名日本米国ドイツイギリスフランス貿易額主な政策貿易額主な政策貿易額主な政策貿易額主な政策貿易額主な政策1929 100 100 100 100 1001930 74 73スムート・ホーリー関税法成立83 83 881931 58金本位制停止47高率関税61為替管理実施、輸入割当制度金本位制停止60金本位停止67を導入1932 39 31 39増率関税採用40保護関税制度導入46欧州各国が輸入割当実施1933 38 25金本位制停止34輸入禁止的為替管理強化37特恵関税の強化拡大431934 52 42互恵通商法採用32 41 38備考:貿易額はドルベースで1929年を100に基準化(通商白書2009,237-238ページ)【関連問題】年月日Black Thursday(1929/10/24)以降の世界恐慌の時期は、国際経済の秩序が乱れ混乱していた。背景として誤っているものはどれか。(1)関税率の引き上げ(2)為替相場の切り下げ(3)関税率の段階的引き下げ(4)ブロック経済化