経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 158/308

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基礎知識300国際経済# 151ブレトンウッズ体制/国際経済学入門ブレトンウッズ体制とはどのような特徴を持った体制だったのか。【解説】□解説ビデオクリップ#144の世界恐慌において触れた国際経済の混乱原因を大きく....

基礎知識300国際経済# 151ブレトンウッズ体制/国際経済学入門ブレトンウッズ体制とはどのような特徴を持った体制だったのか。【解説】□解説ビデオクリップ#144の世界恐慌において触れた国際経済の混乱原因を大きく分けると、(1)各国の関税率の引き上げによる、貿易障壁の乱立(2)金本位制からの離脱と為替レートの切下げによる、通貨制度の混乱となる。これらの混乱は第二次世界大戦終戦間際の1944年7月にかろうじて当時の連合国側の首脳が集まって話し合いの場を設けるまで続いた。この会議は話し合いの場となったニューハンプシャー州の地名から「ブレトンウッズ会議」と呼ばれている。?ブレトンウッズ会議における主な議題?国際通貨基金(IMF)設立の草案(1)為替秩序の安定化(2)多角的支払い制度の樹立(3)為替制限の撤廃?関税と貿易に関する一般協定(GATT)の草案(1)貿易のルール(2)関税自由化交渉?終戦後の復興を支援する国際復興開発銀行(IBRD)設立の草案?ドルを基軸通貨とした固定相場制の構築米国のドルを基軸通貨とし、米国政府が金1オンスと35ドルを交換する義務を負うのに対し、その他の国の通貨は米国のドルとの間の為替相場を固定する義務を負う。例えば、日本の円は米国のドルに対して、少なくとも1971年の半ばまでは1ドル=360円で交換された。【関連問題】年月日世界恐慌以降の国際経済秩序の混乱から、世界全体の貿易量は5年間で3分の1まで減少した。この混乱を解決すべく第二次世界大戦終結後に設立された各種機関としてそぐわないのはどれか。(1) GATT(のちのWTO)(2) IMF(3) NAFTA(4) IBRD(のちのWorld Bank)