経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 17/308

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基礎知識300マクロ経済学# 10消費関数3/マクロ経済学消費関数が、C=0.7Y+400 (C:消費,Y:所得)とする時、所得が1600の時の貯蓄はいくらになるか。また、所得が2000の時の貯蓄はいくらになるか。さらに、その時々の平....

基礎知識300マクロ経済学# 10消費関数3/マクロ経済学消費関数が、C=0.7Y+400 (C:消費,Y:所得)とする時、所得が1600の時の貯蓄はいくらになるか。また、所得が2000の時の貯蓄はいくらになるか。さらに、その時々の平均消費性向と平均貯蓄性向はそれぞれいくらになるか。【解説】□解説ビデオクリップ所得が1600の時、消費:C =0.7×1600+400=1520とわかる。Y=C+S (S:貯蓄)なので、貯蓄:S =1600-1520=80となる。よって、平均消費性向=1520÷1600=0.95平均貯蓄性向=80÷1600=0.05である。所得が2000の時、消費:C =0.7×2000+400=1800とわかる。Y=C+S (S:貯蓄)なので、貯蓄:S =2000-1800=200となる。よって、平均消費性向=1800÷2000=0.9平均貯蓄性向=200÷2000=0.1である。平均消費性向は、所得に占める消費の割合を示しており、他方の平均貯蓄性向は、所得に占める貯蓄の割合を示している。一般に、C=cY+Aのケインズ型消費関数を想定する場合、所得が増加するにつれて、平均消費性向は低下し、平均貯蓄性向は増大する。なお、限界消費性向は消費関数におけるYの係数cであり、ケインズ型消費関数の場合には所得の増減に関わりなく一定である(この問題では、0.7で一定ということ)。同様に、限界貯蓄性向は1-cで表され、こちらも所得の増減に関わりなく一定である(この問題では、0.3で一定ということ)。? #112ケインズ【関連問題】年月日1.上の例で、所得が1000の時、消費と貯蓄はそれぞれいくらになるか。2.ケインズ以外の消費理論にはどのようなものがあるか。