経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 199/308

電子ブックを開く

このページは 経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 の電子ブックに掲載されている199ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
基礎知識300政治と財政の仕組み# 192一般会計歳出の特徴/日本経済入門近年の一般会計歳出の項目の特徴について簡単に説明せよ。【解説】□解説ビデオクリップ最も大きな額を占めるのは、社会保障関係費である。この....

基礎知識300政治と財政の仕組み# 192一般会計歳出の特徴/日本経済入門近年の一般会計歳出の項目の特徴について簡単に説明せよ。【解説】□解説ビデオクリップ最も大きな額を占めるのは、社会保障関係費である。このなかには、社会保険、生活保護、社会福祉、失業対策、保健衛生など、主に国民の福祉のために用いられる経費が含まれる。この項目の割合は年々伸び続け、平成23年度では26兆円余りにも上っており、全体の27.9%を占めている。二番目に大きな割合なのが、地方交付税交付金である。これは、地方公共団体の財政力の差を調整し、地方公共団体が事務を遂行できるようにするため、国が国に納められた税金の一定割合を地方公共団体に交付する税である。三番目に大きなものは、公共事業関係費である。1980年頃は15%を超えていたが、今や6.5%になっている。四番目に大きな経費としては、教育振興、義務教育、科学振興など、主に教育や研究開発に関わる事業に対する予算の文教及び科学振興費である。国防のための政策経費である防衛費が挙げられる。防衛費については、基本的財務省サイト「日本の財政を考える」よりには防衛費をGNPの1%以内に抑制すhttp://www.zaisei.mof.go.jp/るという「対GNP比1%枠の原則」を守ることが要請されている。しかしながら、日本の国防予算は世界でも10位以内に入るといわれるように、国際比較で見た場合日本の国防費は必ずしも小さな水準にはないことが窺える。【関連問題】年月日1.上の円グラフは平成23年度の歳出の割合である。総額を記入せよ。2.各項目に金額を記入せよ。