経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 201/308

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基礎知識300# 194国民負担率政治と財政の仕組み/財政学入門国民負担率について説明せよ。【解説】□解説ビデオクリップ社会保障負担と租税負担の合計が国民所得に占める割合....

基礎知識300# 194国民負担率政治と財政の仕組み/財政学入門国民負担率について説明せよ。【解説】□解説ビデオクリップ社会保障負担と租税負担の合計が国民所得に占める割合を国民負担率という。これは政府の規模を国民にとっての負担面から見たものである。2011年の日本の国民負担率は39.9%(租税負担:22.7%、社会保障負担率:17.2%)であるが、国民負担に財政赤字を加えた潜在的国民負担率は51.2%になる。「低福祉国家」といわれるアメリカは30.3%(2009年)よりも若干高いが、イギリスの45.8%、ドイツの53.2%、フランスの60.1%(いずれも2009年)というヨーロッパ諸国よりも低いことに注意をしてほしい。日本はOECD加盟32ヶ国中27番目である。特に、「福祉国家」の象徴ともいわれるスウェーデンの場合には62.5%で、ルクセンブルグは79.2%(いずれも2009年)という数値に上る。グラフ日本の国民負担率の推移(1970~2012)【関連問題】年月日1.社会保障負担にはどのようなものがあるか。