経済学部生のための基礎知識300題　ver.2 page 226/308

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基礎知識300法と社会# 219意思能力/民法90歳のAは、昔から親しい古美術商Bから500万円の絵画を購入(売買契約)した。そのことを知ったAの子Cが、Bに対して、A....

基礎知識300法と社会# 219意思能力/民法90歳のAは、昔から親しい古美術商Bから500万円の絵画を購入(売買契約)した。そのことを知ったAの子Cが、Bに対して、Aは5年前から認知症を発症しており、500万円の高価な絵画を購入する価値や必要性を判断できない情況に認知症が進行していると主張して、この契約の無効を主張した。認められるか。【解説】□解説ビデオクリップ契約を成立させるための意思を表示するには、意思能力が必要である。意思能力とは、自己の行為に対する法的結果を理解することができる能力である。この意思能力のない者の行為は無効である。この能力は、個々の場合によるが、7歳~10歳程度で備わるとされている。【関連問題】年月日1. 10歳の小学生Aが教室で傘を振り回し、友人Bにケガをさせた。この場合、A自身の行為について、BがAに対して責任を問えるのはどのような場合か。