経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 230/308

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基礎知識300法と社会# 223代理/民法AはBに自分の代わりにA所有の建物甲の買主を探して売ってきてくれと依頼した。Bは買主Cを探し出し、BをAの代理人としてBC間で売買契約が結ばれた。このとき、売買契....

基礎知識300法と社会# 223代理/民法AはBに自分の代わりにA所有の建物甲の買主を探して売ってきてくれと依頼した。Bは買主Cを探し出し、BをAの代理人としてBC間で売買契約が結ばれた。このとき、売買契約の当事者となるのは誰か。【解説】□解説ビデオクリップ代理においては、代理人が本人のためにすることを示してなした法律行為は、実際の行為が代理人と契約の相手方との間でなされていても、その法律効果は本人と相手方(この場合はAとC)との間で発生する。この場合、本人から代理人に代理権が与えられていること、代理人が相手方との間で法律行為をけんめいするにあたって、本人の名が示されていること(顕名)が必要である。したがって、本問の場合には、実際の意思表示がBC間で行われていたとしても、契約の効力はAC間で発生する。(民法99条、民法100条)【関連問題】年月日1. AはBに自分の代わりにA所有の建物甲の買主を探して売ってきてくれと依頼した。Bは買主Cを探し出し、BC間で売買契約が結ばれたが、このとき、Bは本人がAであることをCに告げなかった。この場合、売買契約の当事者となるのは誰か。