経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 24/308

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基礎知識300マクロ経済学# 17均衡所得の決定(開放経済)2/マクロ経済学輸入関数が、M=0.2Y+40であるとする(M:輸入,Y:所得)。この時、限界輸入性向はいくらか。また、所得が500兆円であれば、輸入はいくら....

基礎知識300マクロ経済学# 17均衡所得の決定(開放経済)2/マクロ経済学輸入関数が、M=0.2Y+40であるとする(M:輸入,Y:所得)。この時、限界輸入性向はいくらか。また、所得が500兆円であれば、輸入はいくらか。いずれも単位は兆円とする。【解説】□解説ビデオクリップ輸入関数におけるYの係数が、限界輸入性向(Marginal Propensity to Import)である。よって答えは0.2である。限界輸入性向とは限界的(微少)に所得が1円増加した時に、輸入が何円増加するかを表している。輸入関数の形状を見れば分かるように、消費関数と基本的に同じと考えると理解しやすい。つまり、輸入関数における限界輸入性向は、消費関数における限界消費性向に対応しているのである。輸入関数にY=500を代入すればよいので、M=0.2Y+40=0.2×500+40=100+40=140(兆円)となる。【関連問題】年月日1.所得が増えると輸入量はどのように変化するか。2.限界輸入性向とは何か。3.輸入関数が、M=0.4Y+Bであるとする(M:輸入,Y:所得,B:ある一定の値)。いずれも単位は兆円とする。今、所得が320兆円から370兆円に増加した。この時、輸入はいくら増加するか。