経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 251/308
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基礎知識300# 244労働者保護現代経済の諸問題/社会保障論1919年に労働条件の改善を国際的に実現する目的で設立された国連の専門機関は何か。【解説】□解説ビデオクリップILO(International Labour Organizationの略....
基礎知識300# 244労働者保護現代経済の諸問題/社会保障論1919年に労働条件の改善を国際的に実現する目的で設立された国連の専門機関は何か。【解説】□解説ビデオクリップILO(International Labour Organizationの略)、国際労働機関は第1次世界大戦後のベルサイユ条約にもとづき、国際連盟の一機関として1919年に設立された。第2次世界大戦後は、国際連合と協定を結び、労働者の権利を保護することを通じて国際協調を促進する専門機関としての役割を果たしている。その設立の理念を具現化した「国際労働憲章」(1919年)では以下の9つの事項が唱われた。1.人間労働は、ただたんに商品ではない2.使用者および労働者の団結権を3.生活維持に十分な賃金を保障4.1日8時間労働の原則5.毎週1回24時間以上の休日6.児童労働の禁止7.同一労働・同一賃金の原則8.外国人労働者に対する格差を是正9.労働監督制度の確立日本国憲法第三章国民の権利及び義務第二十七条すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。2賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。3児童は、これを酷使してはならない。第二十八条勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。【関連問題】年月日1.労働三法を挙げよ。