経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 270/308

電子ブックを開く

このページは 経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 の電子ブックに掲載されている270ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
基礎知識300地域と経済社会# 263農村活性化政策/まちづくり論農村活性化政策のひとつとして、農業体験や農村への滞在などを行う旅行形態を、日本の農林水産省はどのように定義しているか(呼んでいるか)。【解説】□....

基礎知識300地域と経済社会# 263農村活性化政策/まちづくり論農村活性化政策のひとつとして、農業体験や農村への滞在などを行う旅行形態を、日本の農林水産省はどのように定義しているか(呼んでいるか)。【解説】□解説ビデオクリップグリーンツーリズム(Green Tourism)は、欧州で定着しているツーリズムの形態(ルーラル・ツーリズムなどと呼ばれることもある)であり、「グリーン」の意味は、環境との共生理念を包含しているものである。日本では、これを農村振興の一環と捉え、政策が展開されてきた。しかし、農村の持っている本来的な価値の共有化というよりも、「農村的なもの」を求めるゲストに対する過剰な演出や、体験などの施設整備のようなテーマパーク化している例も見られるようになった。近年では、ホストコミュニティ側における、自らの地域の価値を再評価する動きと、ゲスト側の「ありのままの農村的暮らし」を望む声が強くなることで、農村における滞在型余暇の意味合いが強くなっているように思われる。【関連問題】年月日1.食の安全性と関連づけて、グリーンツーリズムの意義を考えてみよ。2.グリーンツーリズムと同じような発想で、漁村振興を何と呼ぶか。