経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 38/308

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基礎知識300ミクロ経済学# 31消費者行動の理論1無差別曲線/ミクロ経済学とつ以下の図は、X財とY財に関する無差別曲線である。この無差別曲線は、原点に対して凸であり、かつ原点からみて東北方向ほど効用水準が高い....

基礎知識300ミクロ経済学# 31消費者行動の理論1無差別曲線/ミクロ経済学とつ以下の図は、X財とY財に関する無差別曲線である。この無差別曲線は、原点に対して凸であり、かつ原点からみて東北方向ほど効用水準が高い特徴がある。図内のAからDにおける消費の組み合わせの特徴を述べなさい。【解説】□解説ビデオクリップ無差別曲線(indifference curve)とは同じ効用が得られる財の組み合わせを結んだ曲線である。A点とC点は、同一の無差別曲線上にあるため、効用水準は同一である。B点は、A点とC点を通る無差別曲線よりも南西方向に位置する別の無差別曲線上にあるため、効用水準はA点やC点よりも低い。一方でD点は、A点とC点を通る無差別曲線よりも東北方向に位置する別の無差別曲線上にあるため、効用水準はA点やC点よりも高い。同一効用水準のA点とCにおける限界代替率をそれぞれ比較すると、A点での限界代替率の方がC点でのそれよりも大きいことがわかる。限界代替率(Marginal Rate of Substitution;MRS)とは、効用水準を一定に保つための、X財とY財との交換比率であり、無差別曲線上にある点(財の組)における接線の傾きの絶対値となる。? #074等高線と効用曲面【関連問題】年月日1.上の図で最も効用が低い点はどこか。2.限界代替率低減の法則とはどのようなものか。3.限界代替率と限界効用との関係を説明しなさい。