経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 41/308
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基礎知識300ミクロ経済学# 34消費者行動の理論4所得‐消費曲線/ミクロ経済学無差別曲線と予算線の描かれた下図において、所得の変化に応じて予算線がシフトすると、その結果として、最適消費点が移動する。その軌跡....
基礎知識300ミクロ経済学# 34消費者行動の理論4所得‐消費曲線/ミクロ経済学無差別曲線と予算線の描かれた下図において、所得の変化に応じて予算線がシフトすると、その結果として、最適消費点が移動する。その軌跡である所得‐消費曲線をみて、X財とY財はそれぞれ上級財であるか、下級財であるかを判断しなさい。【解説】□解説ビデオクリップ所得の変化に対して、予算線は図上で平行移動する。各予算線に対して、それに接する無差別曲線との間で各々最適消費点(E1→E2→E3→E4…)が生まれる。この軌跡が所得の変化に対する最適消費量の変化を示すものとして所得‐消費曲線が描かれる。所得‐消費曲線上の各点は、原点から離れるにしたがって所得が大きい時の最適消費点であるから、そこから所得と各財の消費量との関係が読み取れる。上級財(正常財)とは、所得の増大に応じて、その消費量も増加するような財をいう。他方、下級財(劣等財)とは、所得の増大に応じて、その消費量が減少するような財をいう。ここでは、X財、Y財ともに、所得の増大に応じてその消費量が増大しているので、上級財と判断される。【関連問題】年月日1.下級財を示す事例として、どのような所得‐消費曲線を描くことができるか。2.エンゲル曲線とは何か。