経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 53/308

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基礎知識300ミクロ経済学# 46完全競争市場均衡4余剰1/ミクロ経済学下図において、供給曲線が供給曲線1から供給曲線2にシフトしたとする。この時、消費者余剰と生産者余剰はそれぞれどのように変化するか。また、両者....

基礎知識300ミクロ経済学# 46完全競争市場均衡4余剰1/ミクロ経済学下図において、供給曲線が供給曲線1から供給曲線2にシフトしたとする。この時、消費者余剰と生産者余剰はそれぞれどのように変化するか。また、両者の合計である社会的総余剰は、どのように変化するかを説明しなさい。【解説】□解説ビデオクリップ供給曲線が1から2にシフトすると、均衡点はGからFに移動する。均衡点Gでは、消費者余剰(Consumer Surplus)はΔAGBの面積、生産者余剰(Producer Surplus)はΔBGDの面積である。よって社会的総余剰(Total Surplus)はΔAGDの面積となる。一方、均衡点Fでは、消費者余剰がΔAFCの面積、生産者余剰はΔCFOの面積である。よって社会的総余剰は、ΔAFOの面積になる。両者を比較すると、明らかに後者の方が大きい(台形DGFOの面積分大きくなる)とわかる。したがって、社会的総余剰は増大する。例えば、企業の生産性が向上し、その結果として供給曲線が1から2へシフトすると、市場価格は低下し、均衡需給量は増加する。その結果、社会的総余剰も増大し、このような供給曲線のシフトは社会的にも望ましいことがわかる。? #057独占市場余剰【関連問題】年月日1.上のケースで、消費者余剰と生産者余剰はそれぞれ、増大したのか減少したのかを確認しなさい。