経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 63/308

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基礎知識300ミクロ経済学# 56独占市場3独占利潤/ミクロ経済学この市場の需要曲線がP=-2Q+180 (P:価格,Q:数量)であり、独占企業の平均費用曲線がAC=Q+60 (AC:平均費用,Q:数量)の時、この独占企業の最適生産量、....

基礎知識300ミクロ経済学# 56独占市場3独占利潤/ミクロ経済学この市場の需要曲線がP=-2Q+180 (P:価格,Q:数量)であり、独占企業の平均費用曲線がAC=Q+60 (AC:平均費用,Q:数量)の時、この独占企業の最適生産量、独占価格、さらに独占利潤はそれぞれいくらになるか。【解説】□解説ビデオクリップ需要曲線から、総収入(TR)と限界収入(MR)は以下のようになる。TR=P×Q=(-2Q+180)×Q=-2Q 2 +180Qd TR=- ?dQMR= 1 02 2Q 180Q+=-4Q+180また、平均費用曲線から、総費用(TC)は以下のようになる。TC=AC×Q=(Q+60)×Q=Q 2 +60Qこの総費用をQで微分すれば、以下の限界費用(MC)が求まる。d TC= 2 ? Q + 60Q=2Q+60dQMC= 1 0独占市場の均衡条件(MR=MC)から、-4Q+180=2Q+60をQについて解けば、最適生産量Q*=20となる。この生産量を需要曲線に代入(P=-2×20+180)することで、独占価格P*=140が求まる。さらに、独占利潤は総収入-総費用である。Q=20の時の独占利潤は、TR=2800でTC=1600なので、1200となる。? #062微分【関連問題】年月日1.需要曲線がP=-2Q+180、供給曲線がP=2Q+60の時、この市場が完全競争市場であれば、均衡価格と均衡需給量はそれぞれいくらになるか。