経済学部生のための基礎知識300題 ver.2

経済学部生のための基礎知識300題 ver.2 page 78/308

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基礎知識300# 71偏差値データ処理と数学/統計学入門テストで平均点が60点、標準偏差が15であった。ある学生は75点をとったという、偏差値はいくつになるか。【解説】□解説ビデオクリップ偏差値計算は標準化した値(Z....

基礎知識300# 71偏差値データ処理と数学/統計学入門テストで平均点が60点、標準偏差が15であった。ある学生は75点をとったという、偏差値はいくつになるか。【解説】□解説ビデオクリップ偏差値計算は標準化した値(Z)を10倍し、これに50を加える。すなわち、50+10×(75-60)/15となり、偏差値は60となる。標準化の計算には、平均(μ)と標準偏差(σ)を用いる。Z? ???x標準化されたZは、平均が0、標準偏差が1というスケールになる。Zは小さな値で、符号はプラスとマイナスがあるために、人間の目で数値を比べるには面倒である。そのような不便をなくすためにこれを10倍し、50を加える。偏差値は以下のような計算となる。x ? ?50 ?10?? 50 ?10?Z?位置の尺度としての平均と散らばりの尺度としての標準偏差を用いており、平均を50とするモノサシである。偏差値では、成績が1番でも飛び抜けた1番かどうかも判断できる。最高点がともに95点であり、それぞれの偏差値が70、75であった場合に、後者の科目の方が他の受験生の平均的能力に比較してより優れていると判断ができる。Excelではstanderdize関数を利用すれば、Zが計算できる。【関連問題】年月日1.平均点が70点のテストで70点をとった学生の偏差値はいくつであるか。2.偏差値が50であった。これはどのようなことを意味するか。3.標準化Zを10倍し、50を加える操作にはどのような意味があるか。