- Aは500万円の為替手形を振り出した
解答例
為替手形の振出人は、手形の指図人と、手形の名宛人との間で振出人に対する債権、債務を相殺することを指示しているのであって、手形債権・手形債務ともに関連はない。このため簿記の仕訳としても、手形に関する勘定科目は発生しない。
(借方)買掛金 500,000 (貸方)売掛金 500,000
- Bは700万円の為替手形を引き受けた
解答例
為替手形の引き受けをする者のは、手形の名宛人である。名宛人は手形の振出人に対して有している買掛債務を振出人に返済するかわりに、指図人に返済することを為替手形により指示されているのである。それを引き受けるというのは、そのような返済方法を了承したことになるのであり、その返済方法は為替手形記載された方法による。このため手形による債務を負うことになる。
(借方)買掛金 7,000,000 (貸方)支払手形 7,000,000
- Cは自分を指図人とする為替手形500万円を受け取った
- Dは60万円の自己受け為替手形を振り出した
- Eは100万円の自己宛て為替手形を振り出した
- Fは額面10万円の受取手形を日歩3銭、割引日数25日で割り引き、残額が当座預金に振り込まれた。(割引手形勘定を使用)
- Gより受け取った約束手形50万円が不渡りとなった
- Hより手形期日には資金手当てがつかないので、1ヶ月の支払延期を求められ、新手形と取り替える。手形額面は2万円であり、利息180円は現金で受け取る