■ TOP補論

 ▼ 母集団と標本の考え方(推測統計)

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 □例題:●●●●●●● 難易度:★★★★ 目安時間:●分 例題集
 

 名古屋学院大学の全学生に対して1ヶ月あたりの消費額を調査するような場合を考える。この場合には、母集団(population)である5000人以上の調査をするのは、大変であり、ほとんど不可能である。したがって、この母集団から例えば、100名を任意に抽出して、100個の標本(sample)を使って消費額の平均を調査する。ただし、ここで得られた標本平均は母集団の平均とは一致しない。
 このような方法を推測統計と呼ぶ。
関連事項:中心極限定理、大数の法則

 ▼ 検定とは:否定の否定

 母集団に関する仮説が標本データによって支持されるか矛盾をするかという事を調査すること。
 母集団の本当の姿は舞台裏にあるとしよう。舞台へと登場するもの(データ)を見て舞台裏がどのようになっているかを推測する。自分が見ている舞台の情報から舞台裏を推測するが、本当に自分の推測したものが舞台裏とおなじものであるかどうかを確率を使って判断しようというのがここでの検定の役割である。
 舞台裏は覗くことができないから、正確で詳細な判断をすることはできない。そこで、自分の推測した答えがまちがいではないということを示すために、間違った答えと仮定しそれを確率的に否定できるとする方法に依拠する。この判断方法は、舞台裏がわからないので、非常に消極的な方法であることがわかる。
 確率的に判断することから統計的と呼ばれ、データの出現には確率分布が必要になる。これらの方法を統計的検定法という。
 □例題:母平均の検定 難易度:★★★★ 目安時間:●分 例題集
 

 ▼ 検定の種類

  1. t検定:標本の数が少ないときに用いられる
  2. F検定:
  3. カイ2乗検定:度数分布の適合度検定方法
片側検定と両側検定がある。 統計関数から各数値表を作る。

 

last modified :2004.09.01