Laboratory研究室概要
質問1:黄研究室はどんなところなの?
ことば(特に音)に関していろんな疑問を持っている方も多いですよね。
● なぜこの音はどうしても発音できないの?
● 外国語の音が聞き取れないのはなんで?
● なんで犬と猫は、ことばを理解できるように見えるけど話せないの?
● 方言だ!って聞いてわかるのはなぜ?
● 音楽とことばってどんな関係がある?
● 絶対音感とことばの関係は?
質問2:具体的にはなにやっているの?
1. ことばについて: 人間はなぜ自然とことばを操るようになるのでしょうか。
ことばの法則は私たちの脳にどのような形で保存されているのでしょうか。言語学と認知科学の基礎を学ぶことを通してことばの仕組みを追究していきます。
2. 諸言語の音: 「OO語の発音、難しいな」と思ったことはありませんか。
世界の言語は何千もありますが、実は使われている音は限られています。口腔の構造やIPA(国際音声記号)を学び、言語の発音の根本的な仕組みを理解していきます。また、子音と母音だけではなく、アクセント・ストレス・声調なども分析します。皆さんが学習している言語や方言なども分析対象になります。
3. 言語実験: ことばに関する実験と研究方法を習います。
皆さんが持つ疑問に対し、実際に音声分析・読み実験などの様々な実験に取り組んでいきます。
ことばの世界でも特に「音」に関する知識は、文献だけではわかりにくい概念が多くあります。そこで、本ラボは、実際に発音実験や聴覚実験をして、データを分析する環境を皆さんに提供します。
毎回のトピックを実際に検証することで、ことばと音の知識だけではなく、論理的思考力、データ分析、またプログラミング言語の基礎(R/JavaScript/Python)を習得していきます。
実際にこの演習で何をいつ・どこまで習得するかは、皆さんに一緒に決めてもらいます。
質問3:プログラミング言語全然できないんですけど、入れますか?
この演習ではプログラミング言語は主軸ではありませんが、実際に音声分析、または実験をするときにプログラミング言語を使う機会があります。
まだプログラミング言語に一度も触れたことがない人も、このラボで勉強できるので、安心してください。履いて...(あっ古いですね。すみません)。
プログラミング言語は研究や職場など様々な場面で応用できる重要なスキルでもあるので、おすすめですよ。なんといっても共同研究者の仲間(プログラミング言語/統計の専門家;TOEFL ibT 110点みたいな高レベル)を招いてトレーニングをしてもらうことも視野に入れています。
卒業研究のテーマは、「ことば」に関係するものでしたら、基本的にはどんなテーマでも問題ありません。
研究の中身も大事ですが、やっていて楽しい!と思えることも重要だと考えています。
テーマに関して不安がある学生にも、面談や卒論カウンセリングなどでサポートします。
質問4:就職について心配しています。なにかサポートありませんか。
このラボでは、言語学の研究方法を身につけることを通して、仮説の立て方、参考文献の探し方とまとめ方、分析の仕方、発表の仕方など、卒業後のあらゆる分野で活用できるようなスキルを習っていきます。
皆さんの人生は皆さんのものですので、「これを勉強すれば良い職がみつかる」というのは言えません(時代や人の個性など影響する要因が多すぎてそういったものはないと考えて良いと思います)。
しかし、ことばに関する疑問に対して深く考えることを通して、調査・実験・分析・発表のスキルを身につけることができたら、どんな道に進んでもメリットがたくさんあること違いないです。
また、「発音を習得する」ことはこのラボの主な目的ではありませんが、音に関する知識が増えるとともに外国語の発音を学ぶことが楽になった!と実感する人が多いみたいです。
質問5:OB、OGみんな仲いいですか?合宿・卒業旅行ありますか?
はい、このページを読んでいるあなた、ことばや音に対して興味を持っていたら、ウェルカムです!
合宿と卒業旅行などは、新型コロナウイルスの様子を見る必要がありますが、このサイトの持ち主(aka 担当教員)は教員の個人ページでわかるように、大の旅行好きです。
旅行ができるようになって参加希望の人がいれば、合宿や旅行をしましょう。
(※ 開催する場合、強制参加ではありません。参加したくない人は何も不利益を被ることはありません。)