名古屋学院大学通信制大学院
外国語学研究科英語学専攻


英語教育指導論研究


2003/ 5/ 7更新



内容
 授業ガイダンス

 英語教育学、第2言語習得論等で利用する学術雑誌(英文)

 授業ガイダンス

テーマ
 本講義は、英語科の授業の方法に焦点を当てて、さまざまな環境の下での「最善の授業」の条件を考える上で、どのような要素が必要かを検討する。
 何の前提条件もなく、「最善の英語の授業」というものは存在しない。その時の学習者集団(能力、学習意欲、学習の目的など)、授業の条件(クラスサイズ、使用可能な機器、教員など)、社会の要請などによって、「最善の授業」も変化する。しかし、海外や日本のさまざまな実践例を検討することによって、英語科授業の類型を理解し、様々な条件に応じた「最善の授業」を計画・実践できる能力を身につけることを目指したい。

レポート課題の学習方法
学習の手順及び課題は次の通りである。

まず、教科書の以下の部分を通読する。

Chapter 3 Describing learners
Chapter 4 Describing teachers
Chapter 8 Grouping students
Chapter 9 Problematic behavior and what to do about it
Chapter 10 Educational technology and other teaching equipment
Chapter 22 Planning lesson

 これらの章では、授業の企画、運営、評価に関わる理論が述べられている。日本での授業形態、教育システムとの違いを念頭に置きながら読んで欲しい部分である。これらの章の内容を前提にして以下の課題1または課題2を選択すること。

課題1
(1)海外でのESL/EFL授業のVTRおよび日本の英語授業のVTRを視聴する。
 VTRについては、受講者がリストから海外のものと日本のものをそれぞれ1本ずつ選び、こちらから送付する。

(2)(1)で視聴したVTRを比較し、特に授業の運営について、どのような共通点、相違点があるかをまとめる。また併せて、教職に就いている場合には自分の授業とも比較する。

課題2
(1)教科書のPart 6 Chapter 14〜Chapter 20までのうち1つを選んで通読する。

(2)教科書で自分が選んだChapterで扱われている技能について、日本の中学校・高等学校の任意の学年で授業をするとして、最適な指導案を作成しなさい。
 その際には以下の要領で作成すること。
@1つの授業(50分)のうちの半分程度(20分〜25分)を使って行うものとする。
A教材は自分で選ぶこと。検定教科書やその他の教材で適当と思われるものを自分で判断する。この教材はレポートの付録としてコピーをつけておくこと。
B教師と生徒との会話形式で作成する。
 
指定教材 
*Harmer, J. (2001) The Practice of English Language Teaching (Third edition), Longman.

参考文献 
*佐野正之(編著)(2000)『アクション・リサーチのすすめ:新しい英語授業研究』大修館書店.

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