■ Powerpointによる情報収集:「編集力」の向上
Powerpointを利用し、情報収集に役立てる。少しずつ発表して、アイディアをもらいながら、卒論を組み立てる。最低30枚のスライドを目指すとよい。
- 1枚目のスライドは卒論仮タイトルを入れる。
- 最後に参考文献のスライドを2枚(参考URL、参考文献)用意する。
- 最初はスライド10枚作成し、タイトルだけを入れる。
- スライドの基本として@:ヘッダー
- スライドの基本としてA:レイアウト選択
- スライドの基本としてB:スライドデザインの選択
- スライドの基本としてC:スライドマスターでの編集
- ノートペインにインターネットからの資料を貼り付ける(ノートペインの利用):データ出所も記載する。
- 他のサイトからコピーをする際には、リッチテキスト(書式付きテキスト)の意味を理解する。文字(テキスト)+書式
- 発表を通じて、インターネットから得たデータの質を確認する。
- 発表したスライドから修正してゆく。
- 作成したスライドは修正しても削除しない(またいつか使えるかもしれないので)。
- 新たなスライドを追加し、アイディアを加える。
■ Powerpointによるアイディアのまとめ
Powerpointを上手に利用すると、アイディアをまとめることができる。発表を通じてだめ出しをしてもらいながら、ぼんやりとしていたアイディアをはっきりさせることができる。このために、Powerpoint機能を十分に使いこなすことも必要である。50枚できたらPowerpointで全体の構成を確認し、その後、Wordで作業をする。
- スライドは追加し、合計50枚を目途に作成する。
- 目的別スライドショーを設定し、今回の発表分をまとめる。
- 3枚程度の発表用のスライドを作成し、何回も発表する。
- 発表者は発表者ノートを作成し、徐々に丁寧なプレゼンを心がける。
- 箇条書きスライドでアイディアをまとめる。
- 発表後、皆でダメだし → すぐに加筆・修正
- 発表者ノートを利用し、発表やWordの下書きとする。
- スライドごとに関連事項をメモをする。スライドの説明文章を書いておく。
- 特に、図表の場合には、説明を詳細に書く。
- 一覧表示で全体の構成を確認する。
- 配布資料の印刷で全体のスライドのダメだし(印刷テクニック)。
■ Wordによる文章構築
Powerpointの表は、そのままWordに貼り付けられないので注意!
■ 印刷とダメだし作業
パソコン画面では詳細なチェックできないので、ダメだしは印刷して行う。(紙媒体をうまく利用する)これらの技術を身に付けることが重要である。
- 印刷は裏紙でOK
- A4サイズの用紙1枚に2頁を印刷する(下書き):常に携帯できるように
- 赤ペンも常時携帯
- ダメだし(依頼) → 返却 → 加筆・修正 → 印刷(この繰り返し)
- ダメだししてもらった人をチェックしておくとよい。
- 初校・第2校などの提出時には、チェックの経過リストも添付のこと。(いつ誰にダメ出しをしてもらったか)
■ダメだし方法:「日本語能力」の向上
最低のチェックポイントは、コンピュータ(検索機能)にやらせることもできる。(少しでもミスは少なくする)
- 「もの」「こと」などの抽象名詞が多くないか?
- 「このように」「これまで」といった指示代名詞が多くないか?
- 文の語尾は「である」調で統一されているか?
- 「表記のゆれ」はないか?
- 同じ言葉ばかりを繰り返していないか?
- 和暦(平成,昭和)と西暦が混在していないか?
論文の書き方(ダメ出しサンプル)
■Wordの特殊機能
これまで提出された論文(初校)をみると、ケアレスミスが非常に多い。よく書けている文章でも、最低5ヶ所程度は見つかる。この程度は許容範囲であるが、仕事では許されない場合もあるので、今から習慣づけておくとよい。パソコンのワープロ機能をある程度利用できれば、このようなつまらないミスはかなり減らすことができるはずである。基本的な使い方はもちろんのこと、これらの機能は卒業後、大変役立つ機能であるので少しでも多くマスターしておくこと。
マスターすべきワープロ機能(『情報処理基礎実習』を参考)
- ショーカットキー(Ctrl+ZXCSAYHP)の利用、TABキー
- 脚注(メニュー[挿入(I)])
- 作表(センタリング)
- ヘッダー&フッター(ページ数・作成日時)
- ActiveX(他のソフトからの貼付:形式を選択して貼付)
- ぶら下げインデント
- 見出し → 目次作成
- 目次(自動作成)
- 校正機能、コメントなど
- 置換・検索、([Ctrl]+[H])
- 表示(ページレイアウト・オンラインレイアウト)
- また文字の色を変更し、メモとするのもよい。
- ページ区切り(メニュー[挿入(I)])
■ データの管理
パソコンが安定して動くと思ってはいけない。リスクを回避するために、常にデータ(ppt,doc,xls)のバックアップをとっておくことが重要である。(将来の危機管理ができないといけない)
- 持ち運びにはUSBメモリを利用する。
- MOはデータが壊れやすいので、ある程度できたらCD-Rにやいておくことも重要
- CCSのフリーフォルダを利用する。
- ファイル名は同じにせずに、自分でバージョンが管理できるようにルールを決めておく。(ブリーフケースを利用するのも良い)
■ 資料の調査
参考文献をインターネット(URL)だけにしないために、多くの雑誌の記事を引用する。「主要参考文献」が入手できたら、十分に読みこなすとよい。(日本語のトレーニングにもなる)図書館ガイダンスを利用して、理解しておくのも良い。(3年生対象であるが、他の学年もどしどし参加すべきであろう)
- 図書館にもぐる(東洋経済・ダイヤモンド・日経ビジネスなどの経済系雑誌のバックナンバーをチェックする。)
- 情報教育センターにある情報系雑誌チェック(皆でキーワードを決めてチェック:効率的作業)
- 経済研究所(シンクタンク)が発行している雑誌は有効(日本総研、野村総研、富士通総研など)
- キーパーソンを決めて著作物を全部チェックするのも有効