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 ▼ 第04回 表の編集

■ 表の編集(行・列・セル)

  Wordと同様に編集先を選択(アクティブに)して、書式設定バーのボタンを利用する。

編集ポイント(書式データ)として以下のようなものがある。

  • データ :色,フォント(種類・大きさ),配置(左・中・右),太字,下線,斜体
  • セル :色
  • セル枠 :色,種類
  • 列の幅・行の高さ など
 相手にわかり易くするためにも、できるだけ美しい表を作ることが重要である。目に優しいよう原色系を利用しないなど、配色が重要である。(色彩検定やWEBデザインなどを勉強するとよい)

 詳細な編集作業には、メニューバーの[書式(O)]から行う。

 □例題4-1:編集ボタンの利用 難易度:★ 目安時間:20分 例題集
  編集ボタンを利用し、例題データ「大学生の生活調査」の表を編集する。表の見出し(第1行目・第1列目)のフォントを変更したり色をつける。外枠は太くしたり、数値データはすべてセンタリングするなど、見栄えを良くする。

■ インターネットのデータのコピー

  ホームページにあるデータをシートへコピーし、入力の手間を省く。ただし、著作権(copy right)に注意する。 手順は以下のとおり。
  1. ブラウザで範囲指定(コピー元)
  2. ショートカットキー[Ctrl]+[C] キー(メニュー[編集(E)]→[コピー(C)])
  3. シートでコピー先を指定(コピー先)
  4. ショートカットキー[Ctrl]+[V] キー(メニュー[編集(E)]→[貼り付け(V)])
ここでは、データだけでなく書式もコピーされていることに注意する。
 □例題4-2:データのコピー 難易度:★ 目安時間:15分 例題集
  ブックに新しくシートを追加し、虫食いの表をExcelのシートにコピーする。DATA101を新たなシートに貼り付け、シート名を「DATA101」と変更する。同様に、DATA102を新たなシートに貼り付け、シート名を「DATA102」と変更する。これらの作業を「DATA110」まで繰り返す。
シートの追加は、メニュー[挿入(I)]や右クリックから行う。

■ 全選択ボタン

  データの書式を一括で変更するには、シート全体を選択した後に実行すると効率的である。全選択には、最上左端の全選択ボタンを押す。他には、ショートカットキーとして[Ctrl]+[A]キーがある。

 □例題4-3:全選択での編集 難易度:★ 目安時間:10分 例題集
  DATA101のフォントの色を黒にする。
シートの全選択ボタンを利用する。

■ セル幅の自動調整

  セルの境界線をダブルクリックすることで、行や列の幅を自動調整できる。複数の列や行の場合は、範囲を選択した分だけ自動調整が可能である。
 □例題4-4:セル幅の自動調整 難易度:★ 目安時間:10分 例題集
 DATA101において列の幅を文字幅分で均等にする。DATA110までの各シートをクリック3回で整理する。
シートを全選択するボタンを利用する。

■ 書式のコピー 

  セルの書式だけをコピーするには、書式のコピー(連続)ボタンを利用する。 書式のコピーボタンを1回クリックする(コピー)とマウスポインタが変更されている(確認)。この状態で貼り付け先へドラッグする(ペースト)。
 書式を連続コピーする方法は、書式のコピーボタンをダブルクリックするとONの状態が継続する。ここでペーストを繰り返す。OFFにするには、書式のコピーボタンをもう一度クリックする。
 □例題4-5:セルの書式の連続コピー 難易度:★ 目安時間:20分 例題集
  虫食い表のDATA101で、以下の作業を行う。
  1. 何行何列か?
  2. 30以下のデータに水色をつける。
  3. 80以上のデータにオレンジ色をつける。
刷毛のデザインをした書式のコピー(連続)ボタンを利用すると簡単である。ダブルクリックをすれば、何度もコピーができ(連続コピー)、シートを跨いでのコピーも可能である。

■ セルのスタイル 

  セルの表示スタイルのボタンがあるので、これらを利用する。よって、桁区切りの,(カンマ)や通貨スタイルの¥(円マーク)をキーボードから入力する必要はない(効率的入力方法)。これらの詳細な操作はすべてセルの書式設定から行う。

▼スタイル名 入力データ セル表現
桁区切り 1000000 1,000,000
通貨スタイル 1000000 ¥1,000,000
パーセント小数 0.03 3%
小数点(3桁) 3.14159265 3.14
小数点(7桁) 3.14159265 3.1415927
指数 100000000000000 1.0E+14

 □例題4-6:セルのスタイル 難易度:★★ 目安時間:5分 練習シート
  457兆円という日本のGDPデータを桁区切り、通貨スタイル、指数表示で示す。
  457,000,000,000,000円の表現方法を確認する。Eの次にある+−の意味を理解する。

■ 表のコピーと貼り付け

  類似した表を作成する場合には、表をコピーして、修正したほうが早い場合がある。ショートカットキーを利用し、効率的に作業をすることが重要である。ただし、コピーには、書式・データ・数式などの要素があり、複雑なコピーの方法については後述する。
  1. 範囲(矩形)を選択
  2. メニュー[Ctrl] + [C] キー(コピー:コピー元の範囲が点滅)
  3. メニュー[Ctrl] + [V] キー(貼り付け)
コピー元の範囲が点滅している状態をOFFにするには、[Esc]キーを押す。


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 ▼ 第05回 セルの表示形式

■ セルの書式設定

  [セルの書式設定]ボックスを利用すると詳細な書式設定が可能となる。このボックスを表示させるには、メニュー[書式(O)]→[セル(E)...]をクリック、またはショートカットキーとして、[Ctrl] + [1] キーで以下のボックスが表れる。

 セルの書式の項目として、[表示形式]、[配置]、[フォント]、[罫線]、[パターン]、[保護]がある。
 セルには、入力されているデータ(数値・文字)と書式の2種類のデータが付帯されている。セルをコピーするとデータのほか書式も同時にコピーをするので、自分の意図しない結果が表示されることがある。
 このためExcelを難しいと感じてしまうことがあるが、セルの書式や書式のコピーの意味を正しく理解すれば、操作は簡単である。
 □例題5-1:セルの書式設定 難易度:★ 目安時間:3分 ノート
  セルの表示形式には、どのような表示形式(分類)があるかを調べる。

■ 日付データの入力

  日付の入力方法には、/(スラッシュ)と−(ハイフン)の2通りがある。
 このような入力をすると、Excelは自動的に日付データが入力されたと判断する。「10/10」および「10-10」は「今年の10月10日」と自動的に判断する。したがって、ありえない日付(13-10)を入力した場合は、そのまま文字列データとして表示される。数値データを入力したら日付表示となった場合、[セルの書式設定]ボックスより表示形式を「標準」へ変更する。
 □例題5-2:日付データの入力 難易度:★ 目安時間:5分 練習シート
  1列に本日の日付を18個入力する。隣の列に自分の誕生日を同じだけ入力する。
入力にはテンキーを利用し、またオートフィルやコピーなどで効率よく行う。ただし、日付や時刻のオートフィルは自動的に増加する。増加させないためには、[Ctrl]を押しながら利用する。

■ 日付データの表示種類

  年(Y ear)月(Month)日(Day)で表示される(18種類)。サンプルを見て自分が表示したいスタイルを確認する。また、yyyyとは年を4桁で表現するということを示している。自分で必要な日時の表現も可能である。(ユーザ定義)
  • yyyy/mm/dd
  • 西暦
  • 和暦
  • "平成" "年" "月" "日" など
 □例題5-3:日付データの表示変更 難易度:★★ 目安時間:5分 練習シート
  本日の日付および誕生日の表示を西暦や和暦に変えてみる。(18種類)
日付を18種類変更したら、誕生日の列へ書式のコピーをする。(簡単な作業)

■ 時刻データの入力

  時刻の入力には、:(コロン)を利用する。例えば、10時30分では、10:30と入力する。セミコロン(;)と間違えないようにする。セミコロンでは、文字列データになってしまう。また、くれぐれも10時というようにも入力しない。正しい時刻データを入力後、表示を変えるのが正当な処理方法である。
 □例題5-4:時刻データの入力 難易度:★ 目安時間:5分 練習シート
  現在の時刻を8回入力する。今朝起きた時刻も同じだけ入力する。
おかしな表示が2つあるが、それはどれとどれか。

■ 時刻データの表示種類

  時刻データの表示方法は、日付と同様に[セルの書式設定]ボックスから変更する。時(Hour)分(Minute)秒(Second)であるので、hhは時、mmは分、ssは秒をそれぞれ2桁で表している。
  • AM00:00
  • hh:mm:ss
  • 午前00時00分00秒 など
 □例題5-5:時刻データの表示変更 難易度:★★ 目安時間:5分 練習シート
  現在の時刻の表示を変える。(8種類)

■ シリアル値:日付

  Excelでは1900年1月0日(このような日付は存在しない)を基準0として、日付の計算を行う。日付と時刻が基準値からカウントした値をシリアル値(serial value)としている。日付を整数部、時刻を小数部として表現する。

シリアル値(整数) 表示データ(日付)
0 1900/1/0
1 1900/1/1
2 1900/1/2
3 1900/1/3
4 1900/1/4
 □例題5-6:シリアル値 難易度:★★ 目安時間:5分 練習シート
  12345.6789は日付および時刻表示をするとどのように表現されるか?また、シリアルとはどのような意味かをわかりやすく説明する。

■ 日付・時刻データの正しい入力方法

  年/月/日のあと、半角スペースをあけて、時:分:秒を入力する。年の部分を省いて入力すると今年のデータとみなされる。ただし、時刻だけを入力すると1900年1月0日の時刻になってしまうので、注意をする。
 □例題5-7:今日の日付と誕生日 難易度:★ 目安時間:3分 練習シート
  現在の日時をシリアル値で表示する。また、自分の誕生日をシリアル値で表示する。
日時のシリアル値は小数までを、誕生日は整数のみとなる。

■ 日付・時間の管理

  シリアル値を利用すると、日数や時間の計算ができる。すなわち、タイムカードの出社時間と退社時間から労働時間が計算され、時間給によるアルバイト給与計算や貸出利子の計算などにおいて活用される。
 □例題5-8:勤務時間表の作成 難易度:★★ 目安時間:20分 例題集
  今月の出社時間と退社時間から労働時間が計算できるような勤務時間表を作成する。週末のセルには色をつけて見やすくする。
日付と曜日の列の入力は、オートフィルを利用する。時刻データの入力方法を間違えないようにする。

■ セルの結合 

  セルを結合して中央揃えにするには、書式設定バーにあるボタンを利用する。これを解除するには、[セルの書式設定]ボックスから配置タブの文字の制御にある[セルを結合する(M)]□のチェックをはずす。
 □例題5-9:月間予定表の作成 難易度:★★ 目安時間:20分 Sheet1
  今月の予定表を作成する。月日の列を入力し、右隣に曜日の列を作成する。土曜日は青、日曜・祝日は赤にする。また、1〜4限の列を作り、時間割や行事などを入力する。 2時間連続の講義では、セルを結合して中央揃えにする(ボタンを利用)。
日付と曜日の列の入力は、オートフィルを利用する。時間割は1週間分を作り、週毎にコピーする。Wordでもこのような表が作成できる。計算が必要ないので、本来はWordの表のほうがわかりやすい。

■ 文字列データへ変換

  昭和60年の第1四半期を「60/1-3」として入力する場合には、文字列データとして表示しなければならない。このまま「60/1-3」と入力すると思っても見ない表示となる。そこでこれを文字列データとして入力することで回避できる。
 文字列データとして表示させるには、セルの書式設定を文字列に変更してからデータを入力する。もしくは、'(アポストロフィ)を先頭に入力すればよい。

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last modified :2005.11.05