■ 推定式の利用回帰式Y = a + b Xで推定されたパラメータa,bを利用すると、データXが30であったときのYの値を予測できる。(予測値をY0と示す)また同様に、データYが150となった場合のXの値を予測できる。(予測値をX0と示す)このような考え方を応用すれば、経済予測(需要予測)に利用できる。
■ 経済予測誤差uを考慮したとき何パーセントの確率で予測値は正しいであろうかを測定する。 ■ グラフ上に回帰直線を描く(近似曲線)これまでの作業を簡単にできるような便利なコマンドを紹介する。グラフの回帰直線・その数式・決定係数を表示するものである。以下の手順で行う。
■ 分析ツール:回帰分析これまでの作業を一度に行えるのが、[分析ツール]の[回帰分析]である。ここでの入力は、[入力Yの範囲]と[入力Xの範囲]と[一覧の出力先]を指定してやる。ここでラベルというのはデータ名のことであるので、データ名を範囲に含めたときにはONにする。また、有意水準も変更できるので、それに応じたt値やp値が得られる。出力されるのは、概要として以下の値が出力される。回帰統計:これまで学習してきた内容が出力されている。 ■ 分析ツールがないときにはメニュー[ツール(O)]→[アドインマネージャ(I)]を指定して、一覧表から分析ツールのボタンをONにする。
■ マクロ:簡単なプログラミング回帰分析用ワークシートなど何度も同じものを作成しなくてはならない場合には、一連の作成手順をプログラムにして保存しておけば便利である。Excelには、Visual Basic(以後、VB)を用いたマクロ言語があるので、これを使ってVBのプログラミング学習をするのもよい。
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